防災都市づくり推進計画基本方針
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(2) 延焼遮断帯の形成(3)緊急輸送道路の機能確保(1)防災都市づくりの地域指定特にその軸となる都市計画道路は、延焼遮断機能を発揮するとともに、緊急車両の通行や円滑な消火・救援活動及び避難を行う上で、大変重要な役割を担っています。おける救急・救命活動や緊急支援物資の輸送を可能とするため、広域的な観点から都市の防災上のネットワークを□成することが必要です。避難や救援活動の空間ともなる都市計画道路の整備と沿道建築物の不燃化により延焼遮断帯の□成を進めます。ネットワークを確保します。震災に強い都市の実現のためには、自助・共助の二つの理念に立つ都民と、公助の役割を果たす行政とが、それぞれの責務と役割を果たしながら防災都市づくりを進めていくことが必要です。個々の建築物の耐火性・耐震性の向上は、その所有者が自らの問題として主体的に取り組むことを基本としつつ、行政は、以下の基本的な考え方に基づき、防災都市づくりに取り組んでいきます。首都直下地震の切迫性を踏まえ、効率的・効果的に市街地の防災性の向上を図るため、施策の対象区域を地域特性などに応じて「整備地域22」「重点整備地域23」「防災環境向上地区24」等に区域分けし、市街地の状況等に合わせて段階的に、効果的な施策を展開していきます。延焼遮断帯25の□成は、震災に強い都市構造を実現する上で重要であり、震災時の大規模な市街地火災や都市機能の低下を防ぐとともに、震災時にこのため、骨格防災軸をはじめとして、市街地の延焼を遮断し、かつ、震災時の救急・救命活動や緊急支援物資の輸送などの大動脈となる緊急輸送道路26の機能確保に向け、拡幅整備や無電柱化を推進し、広域的な道路また、緊急輸送道路の沿道建築物の耐震化を重点的に進めます。22整備地域;P.24参照23重点整備地域:P.27参照24防災環境向上地区:P.29参照25延焼遮断帯:P.43参照26緊急輸送道路:P.53参照13第1章防災都市づくりの考え方防災都市づくりの基本的な考え方2

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