防災都市づくり推進計画基本方針
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■感震ブレーカーの設置■家具類の転倒・落下・移動防止特定機器遮断型一括遮断型内蔵型後付型イメージ特徴内蔵されたセンサー等が揺れを検知し、設置したコンセントからの通電を遮断センサーが揺れを検知し、疑似漏電を発生させブレーカーを切ることで通電を遮断ばねの作動やオモリの落下によりブレーカーを切ることで、通電を遮断内蔵されたセンサーが揺れを検知し、主幹ブレーカーを切って通電を遮断分電盤に感震センサーを後付。分電盤に漏電ブレーカーが付帯している場合に設置可能遮断範囲選択した機器のみ設置工事不要製品による不要遮断までの時間なし屋内全ての電気供給必要あり・なしあり(3分程度)タイプコンセント型簡易型分電盤型※製品によって異なる障害の「3つの危険」が生じる可能性があります。「3つの危険」から自分たちの身を守るためには、家具類の転倒・落下・移動防止対策が非常に大切です。近年発生した地震でケガをした原因を調べると、約30~50%の人が、家具類の転倒・落下・移動によるものでした。家具を固定するなどの対策を行う前に、ウォークインクローゼットや、備え付けの家具に集中収納し、生活空間にある家具を減らしましょう。ウトに変更した上で、家具を固定するなどの対策を行いましょう。地震により家具類の転倒・落下・移動が発生すると、ケガ、火災、避難また、家具を配置する場合は、負傷や避難障害を発生させにくいレイア大きな地震で生じる「長周期地震動」では高層建物が大きく長時間揺れ続けることがあります。おおむね10階以上にお住まいの方は、長周期地震動に備え、移動防止対策も必ず実施しましょう。地震の揺れに伴う電気機器からの出火や、停電が復旧したときに発生する火災など、地震による火災の約6割は電気が原因と言われています。電気火災を防止する手段のひとつが「感震ブレーカー」です。「感震ブレーカー」は、地震の強い揺れを感知して、電気を自動的に遮断する機器です。大きな地震が発生したとき、外出中や緊急に避難する必要があるときなど、ブレーカーを落としたり、電気製品のコンセントを抜くことができていなくても、電気火災を防止する有効な手段です。感震ブレーカーには「コンセントタイプ」、「簡易タイプ」、「分電盤タイプ」等の種類があります。停電時の照明確保や定期的な点検等、使用上の留意点も様々です。製品ごとの特徴・注意点を踏まえ、適切に設置することが必要です。家具転倒対策HP感震ブレーカーの種類と特徴家具類の転倒・落下防止対策の例39防災トピック④第1章室内の防災対策①

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