本地区は東急目黒線西小山駅の北西部に位置する面積約0.1haの区域であり、現在事業中の都市計画道路補助第46号線(以下「補助第46号線」)の沿道に位置する。本地区を含む目黒本町五・六丁目、原町一丁目、洗足一丁目地区は老朽建築物や細街路が多く、防災上・住環境上の課題があることから不燃化特区の指定を受け、現在補助第46号線沿道の不燃化を推進している。
地区内には老朽木造住宅が多く、各棟の間隔も狭いため災害時の延焼や倒壊の危険性が高い状況にある。また、狭隘道路や行き止まり道路が存在し、安全な避難路が確保できてないなど、防災上の課題を多く抱えている。
本事業では共同化により、補助第46号線と一体となった延焼遮断帯の形成を図るとともに、土地を集約し耐火建築物を整備することで防災性・生活環境の改善を図る。また西小山公園の通路部分を拡充整備することで公園と一体となった安全な避難経路を確保するなど、地域の防災性向上に貢献するまちづくりを行うものである。