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最終更新日：2024年7月30日

コラムVol.2 事例紹介　足立区における都市防災不燃化促進事業について

　「東京都不燃化ポータルサイト」では、不燃化事業の身近な事例等を知ってもらうため、各区市の取組を紹介しています。今回は、足立区における「都市防災不燃化促進事業」についてご紹介します。

　「都市防災不燃化促進事業」は、都市計画道路等の沿道建築物を不燃化することで、延焼遮断帯の形成と安全な避難路の確保を図る事業です。
　足立区では、都市計画道路等の事業化に合わせて、沿道30ｍ区域の建物の不燃化率（建物の燃えにくさを表す指標）が低い場合に事業を導入し、燃えにくい建物（耐火建築物等）を建てる方、または老朽建築物を除却する方に対して、建築費や除却費等の一部を助成しています。

延焼遮断帯イメージ

　足立区では、国や都の補助を受け、現在７地区において事業を実施しています。
　令和6年4月からは、補助109号線神明・北加平地区、補助261号線伊興・西伊興地区の2地区において、新規事業導入をしました。

足立区　都市防災不燃化促進事業実施地区一覧

足立区　都市防災不燃化促進事業実施地区図

都市計画道路の整備前・整備後

整備前整備後

　上記写真の事例は、補助138号線西新井駅西口その1工区地区です。街路事業は、平成17年度から用地買収を開始し、平成26年度に工事完了しました。道路幅員は整備前約5.5ｍから、整備後16.0ｍに拡幅しています。
　道路沿道30m区域の不燃化率は、事業開始前16.6％から、令和5年12月末時点で53.4％まで向上しました。
　新規地区2地区を含め、都市防災不燃化促進事業では、道路が延焼遮断帯として機能するため、不燃化率70％を目指して事業を進めています。

　足立区ではこれまでも防災に力を入れ、様々な事業を実施してきましたが、東京都が令和4年5月に公表した首都直下地震等の被害想定の結果を受け、より一層防災事業を強化しています。
　足立区の都市防災不燃化促進事業に関して、詳細は下記区ホームページを御覧いただくか、足立区建築防災課までお問い合わせください。

上記に関する関連リンク先

https://www.city.adachi.tokyo.jp/kbousai/machi/machizukuri/201804funennkasokusinnjigyou.html

足立区 都市建設部 建築防災課 不燃化推進係
〒120-8510
足立区中央本町1-17-1　中央館4階
TEL.　03-3880-6269（直通）
FAX.　03-3880-5615