本地区は、東武伊勢崎線梅島駅より南⻄約1.2kmに位置し、南側で都市計画道路補助136号線(以下、「補助136号線」という。幅員20m)に接し、⻄側に関原不動商店街が隣接する。当地区を含む関原⼀丁⽬は、元は⽔⽥であったところが⾼度成⻑期に急激に市街化したため、道路や公園などが不⾜する住商⼯が混在した地域であった。また、狭い⾏き⽌まり路地沿いに建替えができない⽼朽⽊造住宅が密集しており、災害時の延焼⽕災等による被害が懸念されていた。本事業では、当地区に隣接する補助136号線整備に伴う沿道の住環境の変化を契機と捉え、未接道で建替え更新ができない⽼朽⽊造住宅を共同化することで、⼟地の合理的かつ健全な利⽤を図るとともに、災害に強い建物への更新や道路と⼀体となった延焼遮断帯を形成し、周辺地域の防災性向上を図った。