本地区は北区北東部、志茂三丁⽬の⾯積約0.06haの区域で、東京メトロ南北線「志茂」駅の南東⽅約350m〜400mに位置する。本地区を含む志茂地区(志茂1〜5丁⽬)は、平成3年の東京メトロ南北線の開通に伴い、幹線道路沿いを中⼼にマンション等の都市型住宅開発も⾒られるが、志茂地区は依然として⽊造住宅密集市街地が形成されている。平成26年4⽉には東京都が推進する「⽊密不燃化10年プロジェクト」の不燃化特区に指定され、平成27年12⽉には防災街区整備地区計画が都市計画決定された。
本地区は借地上に⽊造住宅が密集して建設されており、無接道により再建築できない建物が⽼朽化したまま建て込んでおり、防災上極めて危険な地区であり地域全体の防災機能の向上や住環境整備を図るうえで更新が望まれている。
本事業は、共同化を⾏い優れた防災性能を有する良質な住宅を整備することで、合理的かつ健全な⼟地利⽤による⼟地の細分化及び無接道地の解消と居住機能の更新を図る。