本地区は、中野区弥生町二丁目地内にある面積約0.2haの区域で、東京メトロ丸ノ内線中野新橋駅の南約 200mに位置している。
本地区内には、木造の老朽建築物が密集しており、幅員が狭く行き止まりの二項道路や通路も存在する。さらに、未接道敷地も多く、単独で建替えすることが困難であり、建物の更新が進まない状況のため、防災上大きな問題となっている。宅地と公園の間には老朽化した擁壁があり、安全性に不安があるものとなっている。
本事業では、老朽建築物の除却、敷地の共同化により未接道敷地及び幅員が狭く行き止まりの二項道路を解消し、防災性能を備えた建物と公共施設の整備、本郷通りと公園をつなぐ貫通通路の整備及び老朽化した擁壁の改修を行い、密集市街地の防災機能の確保と土地の合理的かつ健全な利用を図ることを目的とする。