本地区は、墨⽥区のほぼ中央に位置し、京成押上線京成曳⾈駅から東南へ約300mに位置する。関東⼤震災(1923年)、東京⼤空襲(1945年)での壊滅的被害を免れたこともあり、都市基盤が未整備のまま急速に市街化が進⾏し、密集市街地が形成されていた。
幹線道路整備の進捗に伴い建替え更新が進みつつあるものの、依然として⽼朽⽊造建築物や細街路が多く、防災及び住環境の⾯での課題が残されており、東京都の防災都市づくり推進計画重点整備地域に位置付けられている。
本事業は、京島地区において墨⽥区の施⾏する住宅市街地総合整備事業と連携し、主要⽣活道路21号線の拡幅整備と併せた建築物の不燃化を促進することによる防災性能の向上を図り、密集市街地における良好な住環境整備を⾏った。